西安賈三灌湯包子館(回民街店) 西安名物料理
西安賈三灌湯包子館は西安回民街、北院門にあるイスラム系の名物料理です。回民街のイスラムのモスクの清真大寺に近くて、賈志亮(渾名は賈三だ)が開いたイスラム料理の清真包子店です。西安(セイアン)では、包子と言えば、こちら賈三灌湯包子館(回民街店)のお店と言われるくらいの有名店です。『中華料理名小吃』、『中華料理老舗』、『イスラムの代表料理3選』にも評価され、NHKでも、『長安と新シルクロード』番組で、ここ西安賈三灌湯包子館(回民街店)で、取材しました。
灌湯包子はボリュームのある小籠包のようで、『灌湯』とは「スープを注ぎ込む」という意味で、スープ入りの牛肉、羊肉、海鮮、野菜などの餡子の蒸し肉まんのことです。餡子で10種類位も分けられていますが、この中、羊肉餡と牛肉餡が二大名物で、一番選ばれます。陝北(陝西省北部)の優れた牛肉と羊肉を利用し、独特な技法と奇妙な具(果物の木で作られた蒸籠)で作られた皮が薄く、スープが上手くて、餡子が美味しい肉まんとなります。強火で一気に蒸し上げるレシピが関係しているそうで、皮は薄いのにかかわらず、破れないです。包子を頬張った時、皮の中から口の中にスープが流れ込んでくるからこそ、灌湯包は旨いのです。箸で蒸籠から灌湯包をつまみ上げるときに皮を破ってしまったり、不用意にかじりついてひと口目で開いた穴から中のスープを漏らしてしまったりする人は、灌湯包の味を百分の一も味わえていないですので、高い技術と集中力で、無傷の無いように頑張りたいです。
灌湯包子の他、八宝甜稀飯(八宝粥とも言い、お米、白キクラゲ、サンザシ、クコの実、ピーナツ、干し葡萄、クワイなど八種の宝物が入っている)、シシカバブ、牛羊肉ポオモ、リアンピーなども人気者でお勧めします。西安観光時、是非、ここで、西安の伝統の味を試してみましょう。