中国河南 少林寺観光マップ
嵩山少林寺は、中国の河南省鄭州市登封にある中岳嵩山の中の少室山の北麓にある寺院です。 インドから中国に渡来した達磨による禅の発祥の地と伝えられ、中国禅の名刹で、 また少林武術の中心地としても世界的に有名です。
西暦496年に北魏の孝文帝によって創建された寺で、禅宗の初祖、インドの菩提達磨が九年壁に面して座禅して悟りを開いた所で、有名です。
少林寺(しょうりんじ)は少林拳の発祥地としても知られています。少林寺拳法は、日本の武道家宗道臣(そうどうしん)が昭和22年(1947)に第2次大戦中,中国河南省嵩山(すうざん)少林寺で,伝来の拳法を学び、帰国後、少林寺拳法として指導を開始し、創始した拳法です。
少室山北麓の森林に建てられているため「少林寺」と呼ばれ、寺院の西には歴代の石碑があちこちに散在し、「塔林」と呼ばれるレンガで造られた舎利塔が218基建っています。
少林寺を含む登封県近隣に点在する建造物・遺跡群は2010年に『天地の中央」歴史建築群として世界文化遺産に登録されました。「天地之中」歴史建築群には太室闕と中岳廟、少室闕、啓母闕、嵩岳寺塔、少林寺建築群(常住院、初祖庵、塔林)、会善寺、嵩陽書院、観星台など、漢、魏、唐、宋、元、明、清時代に建てられた8ヶ所11件の歴史的建造物が含まれています。
中国河南の鄭州や洛陽や開封へ旅行に行く際、龍門石窟と同じく、重要な文化財の少林寺は見逃せない観光名所でございます。