チベット人は「世界の屋根」と呼ばれる、ヒマラヤ山脈の北側に広がる、標高4,000m以上のチベット高原で、牧畜や農耕を生業としていて、チベット高原に散在していた多くの部落を統一し、現在のチベット族になりました。現在は中華人民共和国南西部にある自治区で、中国では西蔵自治区と表記されています。
チベットは中国の南西部にあり、海抜4000メートルの高地にあります。チベット仏教の聖地で、世界遺産の仏教寺院もあり、世界各国の巡礼者とっての憧れの地でもあります。チベット仏教は、チベットを中心に発展した仏教の一派です。
チベット式の寺院、ゴンパはほとんど、金色の屋根が映え、本堂の中に千年前の精緻な立体曼荼羅が鎮座しています。普通の場合、壁にはチベット仏教の壁画やタンカもあります。至高のチベット仏教美術を存分に堪能できます。
チベット仏教のゴンパの入口には、内部に経文が収められた大きなマニ車があります。マニ車は、「オンマニペメフン」とご真言を唱えながら時計まわりに一周まわすことでお経を唱えたのと同じ功徳が得られるとされている仏具です。ずいぶん手抜きのように思えますが、これは文字を読むことができない信者のために考え出されたものなのだそうです。
チベットの寺院、ゴンパはポタラ宮を始め、セラゴンパやジョカンやガンデン寺やデブン寺やバンコル・チョーデやタシルンボ寺やラモチェ小聖院やサムエ寺やタントク寺やロンボクゴンバなど数多く存在しています。チベット旅行時、いろんなチベット寺院を訪ねて、独自のチベット仏教文化を自ら接しましょう。