七色に輝く美しい東洋のグランドキャニオンと称される中国絶景『張掖丹霞地貌』をご案内致します。
張掖丹霞地貌(ちょうえきたんかちぼう)は七彩山や張掖七彩丹霞(ちょうえきしちさいたんか)とも呼ばれ、マルコ・ポーロの東方見聞録でも知られるシルクロード河西回廊の町、張掖より約50kmほど離れた場所に、張掖丹霞地貌という赤い堆積岩で形成された美しい縞模様の地層が見られる広大なカルスト地形で、むき出しになった地層が夕日に紅く染まる光景がまるで異空間ですので、中国のグランドキャニオンとも称されます。この紅く輝く山肌の絶景、張掖丹霞地貌/張掖七彩丹霞は一生に一度訪れたい世界の絶景スポットです。
中国語で「丹」は赤・朱色を意味し、「霞」は夕焼けなどで空が紅色に染まる現象、または雲が鮮やかな色に染まる「彩雲」のことを表します。その名の通り、夕陽を受けて大地が徐々に紅く染まっていく様はまるで異空間にいるかのような美しさです。多彩な形にうねる地層が大地に見事な赤のグラデーションを生みだし、沈みゆく夕陽が大地に陰影を描きます。
ちなみに、甘粛省といえば莫高窟のある敦煌が有名ですが、張掖もかつては敦煌、酒泉、武威と並んで河西四郡と呼ばれた町の一つでした。2009年、張芸謀(チャン・イーモウ)監督の映画「女と銃と荒野の麺屋」の舞台となり、近年中国人観光客にも徐々に認知され、特に2017年、西安北駅から張掖西駅までの新幹線及び蘭州西駅から張掖西駅までの新幹線が運営開始となり、近年人気上昇中の張掖丹霞地貌は今後、日本でも人気が高まって人が押し寄せると予想されています。
この丹霞地貌が最も美しい絶景秘境は日没前のわずかな時間、日中の鮮やかな景色とは全く違った風景です。せっかくで、特に西安と蘭州からの下記の高速鉄道をご利用頂き、この夕暮れ時の丹霞をご満喫頂けます。1、西安からアクセスできます。D2671(07:42西安北駅発・14:24張掖西駅着)(6時間42分、一等席:411元/¥7080円、二等席:324元/¥5580円)、2、蘭州からもアクセスできます。D2711(10:45蘭州西駅発・13:57張掖西駅着)(3時間12分、一等席:180元/¥3100円、二等席:150元/¥2580円).3、西寧からアクセスできます。西寧駅から2時間弱で新幹線で張掖西駅まで到着でき、毎日13回もあり、D2747(13:24西寧駅発・15:12張掖西駅着)(1時間48分、一等席:110元/¥1900円、二等席:92元/¥1600円)で最適です。上記新幹線で張掖丹霞地貌までアクセスし、一番美しいと言われる第四観景台付近で夕焼けに染まる最も美しいと言われる場所で、ハイライトの“神龍戯火(神龍の火遊び)”と呼ばれる奇観をご堪能頂けます。観光後、整備整っている張掖市内の天域国際酒店に泊まり、翌日、専用車で一路、次の河西回廊の要衛、嘉峪関や敦煌へ向き、シルクロードの関所遺跡や砂漠ゴビ光景を自ら満喫しましょう。