観光地名 |
黄龍風景名勝区 |
英語名 |
Huanglong Scenic and Historic Interest Area |
住所 |
中国四川省アバ自治州松藩県 |
ランキング |
国家5A級・世界自然遺産(1992年) |
入場料 |
170元+上がりのロープウェイ80元 |
観光スポット |
迎賓池 盆景池 五彩池 飛滝流輝 黄龍寺 |
行き方 |
飛行機・成都や綿陽や甘粛から長距離バス |
営業時間 |
08:00-18:00 (入園受付は18:00まで) |
中国絶景、秘境の地、世界自然遺産に登録している黄龍風景名勝区をご案内致します。
黄龍(こうりゅう)は中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州松潘県にある景勝地です。九寨溝とは一山離れた所に位置し、標高3200m~3600m、非常に良い状態で残っている高原湿地帯です。ジャイアント・パンダや金糸猴といった絶滅危惧種が生息していると同時に、世界有数のカルスト地形です。エメラルドグリーンの石灰華段、黄金色に輝く石灰華の層、そして石灰華の滝や谷など、次々と美しい景色が広がる神秘的な景勝地で、。「黄龍の景観と歴史地域」としてユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されています。
7.5キロにわたる黄龍溝は玉翠山の山頂から北に伸びてゆく峡谷です。玉翠山の山裾にある3400もの湖沼群が峡谷に沿って棚田のように連なり、日光によって金色に輝く岩肌とあいまって、まるで山を登ってゆく黄色い龍の鱗のように見えることから「黄龍」と名づけられました。石灰岩質の黄色い河床にエメラルドグリーンの水が流れ落ちていきます。大量の石灰を含んだ地下水が落ち葉や水草を固めた結果、池の堤ができました。そして、水をたたえた池の色は、見る場所と時間によって、緑、黄、青、白、黒と微妙に変化します。
山麓にある湖沼群である「迎賓彩池」、天から落ちる霞のように見える滝・「飛瀑流輝」、1500mの長さを誇る石灰華層である「金沙舗地」、最奥部にあり黄龍最大の石灰華段である「五彩池」、2番目の規模を持つ色彩鮮やかな「争艶池」などが必見です。なお、五彩池のほとりにある黄龍寺は明代に建立され、陰暦六月に黄龍の神様である黄龍真人様を称える祭りで賑わっています。
山麓の「迎賓彩池」から最奥部にある「五彩池」までの区間が観光地として整っており、格段に便利になりました。上りにロープウェイを利用して一気に五彩池あたりに到達できます。下りは遊歩道を移動して徒歩で観光します。一方、雪解け水の多い7-10月がベストシーズンとされます。しかし、不安定な天候と低気温(7月の平均気温は10-11℃)なので雨具と防寒具は必須携行品となります。