ヨンブラカン(雍布拉康,3600m)
ヨンブラカンは漢字表記が雍布拉康と言い, チベット仏教の発祥地として有名な山南地区、ツェタン(澤当)にあります。初代チベット王が天から舞い降りて築いた宮殿という言い伝えがあります。ヨンブ・ラカンの海抜は3600mで、ヨンブ・ラカンの入場料は60元です。
ヨンブラカンは紀元前2世紀に初代チベット王が建てたとされていて、チベット最古の宮殿です。
チベット語で「ラカン」は「宮殿」の事を表し、「ヨンブ」とは、「母鹿」を指します。ヨンブラカンの寺院が位置する高さ200mほどの山の形が母鹿に似ていることから、この名前がつけられたと伝えられています。
ダライ・ラマ五世の時に、宮殿から寺院に改造され、多くの僧侶がここで修行に励み、チベット仏教を伝える有名な場所となりました。
200mほどの小高い山の上に位置するヨンブラカンから黄金色の絨毯を敷き詰めたような青稞(チベット麦)畑や周辺の起伏に富んだ山河が一望できますので、ツェタンの旅行時、是非、ヨンブラカンをハイキングしてください。