嵩山少林寺(すうざんしょうりんじ)と塔林(とうりん)
嵩山少林寺(すうざん しょうりんじ)は、中国の河南省鄭州市登封にある中岳嵩山の中の少室山の北麓にある寺です。インドから中国に渡来した達磨による禅の発祥の地と伝えられ、中国禅の名刹です。また少林武術の中心地としても世界的に有名で、尚しばしば誤解されますが、少林寺拳法は日本で創始されたものであり、現在の嵩山少林寺の武術とは別物であります。
伽藍は壮麗な七堂伽藍であり、北西には初祖庵、南西には二祖庵があり、五乳峰中には達磨洞があります。少林寺は少林拳法及び少林工夫の総本山であり、嵩山少林寺南北武術院では曹洞宗正宗第34代功夫伝人のもとに、少林寺入門基本功、仏門禅学、少林寺気功、柔骨功、少林寺五行拳、少林寺八段錦、少林寺易筋経十二段錦、十八般兵器などが教練されています。
少林寺(しょうりんじ)は、各地の仏教寺院であり、またそれから派生した映画のタイトル等でもあります。『少林寺』は嵩山少林寺を題材にした中国武術映画で、李連傑(ジェット・リー)が出演している為、世界にも知られて、超人気男優になりました。