ギャンツェはヒマラヤ山脈の北麓,ヤルン川の支流ニャン (年楚) 川の谷に位置し、標高が3977mで、ラサ (拉薩) 市からシッキムにいたる道路の要衝に当たります。
ギャンツェは中国チベット自治区シガツェ (日喀則) 地区の県の一つ、古くからインドとの交易路の要衝として栄えた国家歴史文化名城で、チベットの歴史上のラサ、シガツェに継ぐ第3の町です。
ギャンツェは漢字表示が江孜で、「至高無上の王宮」を意味します。チベット絨毯の産地としても有名です。
ギャンツェの岩山の上にはギャンツェ・ゾン(城砦)という古城があります。パンコル・チョエデ(白居寺)はギャンツェ観光のハイライトで、チベット語で「吉祥輪大楽寺」の意で、15世紀始め頃の明王朝時代にラプテン・クンザン・パクパにっよって創建された寺院です。特にギャンツェ・クンブム内部のマンダラがとても有名です。