中国江西旅行 廬山観光
廬山（ろざん）は中国江西省九江市南部にある名山です。峰々が作る風景の雄大さ、奇絶さ、険しさ、秀麗さが古来より有名です。廬山国家風景名勝区に指定されているほか、廬山自然公園としてユネスコの世界遺産（文化遺産）に登録されています。また「廬山第四紀氷河地形国家地質公園」としてジオパークにも指定されており、ユネスコの世界ジオパークネットワークにより認定されています。
廬山は、四周を断崖絶壁に囲まれ、近づきがたい雰囲気が漂っていますが、山頂付近にある牯嶺一帯には広くて浅い谷（東谷と西谷）があり、雲や霧が漂い渓流が流れ、風景の美しさで知られる保養地になっています。廬山は、莫干山・北戴河・雞公山とならぶ中国四大避暑地とされています。森林覆蓋率は76.6パーセントに達し、植生の豊かさでも知られます。
廬山は、古来より名勝として知られ、東晋の田園詩人で九江の人・陶淵明の「飲酒二十首」其の五に「菊を採る東離の下、悠然として南山を見る」と歌われたのをはじめ、李白、白居易ら多くの詩人に歌われています。
廬山は、長江や鄱陽湖畔からも見える高山です。東北から西南方向に山並みが伸び、最高峰である漢陽峰は海抜1,474メートルに達し、山脈全体の面積は282平方キロメートルになります。東は鄱陽湖に依り、南は滕王閣を望み、西は京九線が走り、北には長江が流れています。
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