西安・楊貴妃墓に関する情報:
楊貴妃墓の住所:陝西省興平市馬嵬鎮西
楊貴妃墓の電話:0086-29-38240024 楊貴妃墓の入場料金:30元
西安楊貴妃墓~西安観光地・西安旅行スポット
西安楊貴妃墓は唐代玄宗皇帝・李隆基が寵愛した妃・楊玉環のお墓です。西安から西に約60kmの陝西省興平市西に12キロメートルに位置する「馬嵬坡」と言うところにあります。
楊貴妃(718-756)は、名が玉環で、号が太真で、中国古代四大美女の一人です。音韵六律を解し、音楽と舞踊に長じていました。容姿端麗、歌と舞踊に長けた楊貴妃はすでに皇子の妻でしたが、玄宗の愛を受け妃となりました。荒廃しつつあった政治を立て直した実力のある玄宗。しかしながら政治への関心は徐々に薄れ、楊貴妃との愛の日々におぼれていきます。楊貴妃の親族が宮廷を牛耳るようになると、それに反旗を翻した武将が兵を挙げました。玄宗と楊貴妃は長安から逃げますが、その道中疲労と飢えに苦しんだ兵士たちの怒りは頂点に達します。「安史之乱」の混乱の元凶となった楊貴妃の親族を次々と殺し、ついにその矛先は楊貴妃に向けられてしまいました。玄宗は泣く泣く楊貴妃に死を命じ、楊貴妃は現在墓のあるこの地(当時の馬嵬駅)で、強いられて自殺しました。享年38歳でした。
楊貴妃墓墓園は山に沿って建てられ、階段式になっていてとても雄大です。園内には唐献殿、青磚墓塚があります。土で顔を洗うと美人になるという言い伝えから土がなくなるため、現在セメントで覆われています。
回廊の両側に唐代以降の歴朝名士と学士の彫刻と詩32通、詩が300首あまりあり、とても貴重なものです。高さが5.8メートルの楊貴妃の漢白玉彫刻は園内に聳え立ち、高貴でおうようとした様子で穏やかな顔つきをした彫刻の逸品です。