チベット旅行時の高山病対処法 チベット旅行者体験談
高山病に関する認識:
高山病とは、高所障害とも言われ、正確には病気ではなく「高度障害」ですので薬等で事前に予防することは困難で、高山病にかかりやすい体質かどうかは、実際に行ってみないと判らないといわれています。かかりやすさは、生まれつきの体質で、次第になれるというものでもありません。1800mから2500mを越える地域で発症する危険性があります。医療施設の不十分な遠隔地で起きた場合には、適切な治療を受けられるのかどうかという心配が残ります。
高山病の症状:
高山病の症状としては、頭痛や吐き気、めまい、息切れなどが挙げられます。
高山病の対処法:
一般的に用いられている対策は、「水を大量に飲むこと」「深呼吸を頻繁にすること」「お酒とタバコはひかえる」「ゆっくり行動すること」などがあります。睡眠不足、疲労、寒さが高山病の症状を悪化させるとも言われていますので、ご注意ください。
また、チベットへ行かれた旅行者に対するアンケートによって、下記の『チベット旅行時の高山病対策』を纏めました。チベットの旅行時にお役に立てれば、幸いです。
急に3000m以上のところに行かずにだんだん高くなるスケジュールがいいことです。飛行機プランなら、標高の低いニンテイから入域した方がよく、鉄道フランなら、青蔵鉄道の方がいいこと。
高度順応の為、チベット入域した初日は観光をしなくてホテルで休憩すること。
チベット入域した初日はシャワーだけ浴びて、入浴しないこと。
チベットへ行く前、簡易型携帯酸素ベンボを用意しておくこと。西寧や成都で簡単に入手できる。
急激な運動、過激な動きは避ける。
ゆっくりと呼吸。深呼吸を多くする。
1日2リットル程度、十分な水分を摂取する。
炭水化物を多く摂取する。
暖かくしてよく睡眠をとる。
糖分を取る。
食べすぎは禁物、平素の6~7分程度にする(胃腸の運動量を低下させるため)。
飲酒、喫煙、熱い湯での入浴は控える。
心を穏やかに保ち、興奮しないようにする。
高山病の何らかの症状があったら、それ以上高い地点に上がらなく、低い地点へ下ること。
その外、睡眠不足、疲労、寒さが高山病の症状を悪化させるので、十分ご注意ください。