ツェタン(沢当)は中国チベット南部,ヤルン川南岸の町で、ネドン (乃東) 県に属し,山南地区の行政中心地で、周辺は自治区の穀倉地帯です。ツェタンは漢字表記が沢当で、標高が3580mです。
ツェタンとは、チベット語で「猿の地」の意で、チベット族の猿起源説はチベット民間では広く伝えられ、昔のダライ・ラマもその説を採用しています。
ツェタンは、伝承神話でチベット族発祥の地と言われています。チベット最初の僧院であり、伽藍の配置により寺院全体が立体マンダラを表すサムエ寺、ラサ空港からツェタンへ向かう途中、ダナン渓谷にあるニンマ派の総本山、17世紀にダライ・ラマ5世の師で、ゲルク派の仏教聖典を集大成した高僧テルダク・リンパが建立したお寺のミンドゥリン寺、真珠のタンカで有名な昌珠寺(タンタク寺)、初代チベット王が天から舞い降りて築いた宮殿のヨンブ・ラカンなど、多彩多様な観光資源があり、チベットへ旅行に行くなら、ツェタンは見逃せないです。