西安碑林博物館(せいあんひりんはくぶつかん)は昔の印刷用石碑を保存している博物館です。コレクションした唐代の石碑を収蔵するため、1087年(北宋時代)に孔子廟跡に建てられました。各時代の石碑、墓碑、金石文、墓誌銘、石彫刻を3000点以上、収蔵しています。集めた貴重な石碑が林のように並べられ、石碑の林の意味で、碑林と名付けられています。「中国最大の石造の書庫」 とも称されています。
石の博物館、石碑の博物館、書道の博物館とも言われ、特に王羲之、柳公権、顔真卿、欧陽旬などの書道名家の真筆が見られ、玄宗皇帝の書もあり、中国最大の書道芸術の宝庫と言えます。日本年号の平成(地平天成より)、昭和(昭明協和より)のできた十三の経(尚書)も見れますし、キリスト教 の伝来を伝える「大秦景教流行中国碑」も見逃せないです。今は、歴代の書道文化、流派を勉強に来る中国、日本、韓国などの観光客が大勢いまして、書道の源と文化の魅力を体験する事が出来ます。